ミナヅキツクモさんがリクエストしたのは、コラボでした。 と言う事で、ツクモさんが書いた詩に、私が絵を付けるというカタチに。 えらく私が美味しい思いをした記念絵となりました(笑 元絵はツクモさんの手元にあるので、線画時に取り込んだバージョンで。 詩の転載許可を戴いたので、詩と共にどうぞ。 もう1枚の漫画っぽい絵はこちらから。 そして、素敵詩を書くミナヅキツクモさんのサイトはこちら。 |
抱き締められた温もりを確かめるように 私は彼の背中に腕を回した 私も彼も何も言わず ずっと抱き合っていた その間中 私の涙は止まることなく いつまでも頬を伝っては落ちていった このまま時間が止まってしまえばいいのに 私はまだ離れたくなくて 抱き締める腕に力を入れた 彼の鼓動と温もりが ひどく心地よかった これほどまでに酷い人がいるだろうか、と そう思わずにはいられなかった それでも私は彼のことを嫌いになれるはずがなく ただ 今この一瞬の時を 噛み締めることしか 出来なかった |